【ニュース】広州地下鉄2日で故障3回…停電・爆発音・原因不明の停車

広東省広州市の地下鉄2、3号線で14日と15日に、故障が計3回発生した。走行中に爆発音を鳴り響かせて、乗客を驚かせた電車もあった。中国新聞社が報じた。

地下鉄3号線では14日午前10時半ごろ、体育西路駅の手前を走っていた電車が、正常に運転できなくなった。異常に遅い速度で同駅に進入し、停車位置に止まるにも手間取ったという。同駅を出発後も同電車は速度を上げられず、しばしば停車しながら次の駅についた。地下鉄会社側は同電車の運行を断念し、待避線に誘導した。故障の原因は調査中という。

同日午前11時半ごろ、越秀公園駅の手前を走っていた地下鉄2号線の車内に「爆発音」が鳴り響いた。同時に、トンネル内に火花が飛び散るのが見えた。パンタグラフの碍子(がいし)の不具合によるショートだったという。越秀公園駅でいったん全乗客を降ろしたが、何かがこげた強い臭いがしていたという。地下鉄会社は同電車に応急処置を施した上で、運行を続行させた。

15日午前10時半ごろには、地下鉄2号線の一部区間で停電が発生した。照明が消え、空調が止まった駅もあった。地下鉄会社によると、外部からの電圧が変動したためで、信号システムも作動しなくなった。しばらくして電力供給が安定を取り戻したので、普及した。

【記事】サーチナ