【記事】世界の中国語学習ブーム 背景に中国経済の隆盛

世界で中国語をカリキュラムに組み込む国や中国語を学習する人が増えている。中国語圏でない国で中国語がブームになるのはなぜか。ニュースサイト、Asian Correspondentは、8月28日付けでコラムを掲載し、4つの理由を指摘している。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

中国がこれまで30年間の改革開放で巨大な成果を上げた点が、まず挙げられる。この間、貧しかった中国は驚天動地の変化を遂げた。中国人は豊かになり、幸せになっている。すでに、中国語は世界第二位の経済大国になり、貿易国となった。2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博で、中国と世界は理解を深め、国際的な場面でも重要な役割を果たしている。

  また、2007年に突然発生した世界的な経済恐慌でも、中国政府の景気刺激策は、金融危機中国経済に与える衝撃から自国を守った。世界各国の指導者はこの中国のやり方を称賛している。

これに加え、企業家、ビジネスマンも中国との貿易を望み、社員や子どもたちに中国語を学ばせようという流れがある。企業の中には、社員に中国語を必修として課し、中国語を学んだ社員に雇用や昇進の機会を与えているところもある。また、中国の文化や芸術などに強い興味を持つ人も多い。

最後に、一部西側諸国やアフリカなどの国、公的機関と中国で、中国語学習の環境提供を目的に、中国語学習を奨励するいくつかの措置を行っている。中国と外国の大学で非中国語圏学生のための中国語学習センターや学習施設の設立するなどがこれに当たる。

【記事】サーチャイナ