【記事】上海の地下鉄で追突事故、乗客に負傷者

中国国営の新華社通信によりますと、日本時間の27日午後4時前、上海中心部の地下鉄で列車が追突する事故がありました。上海の運輸当局は、双方の列車には合わせて500人を超す乗客が乗っており、このうちおよそ40人がけがをし、そのほとんどが軽傷だとしています。

それによりますと、事故が起きたのは現地時間の27日午後2時50分ごろ(日本時間の午後3時50分ごろ)で、上海の地下鉄10号線の観光地として有名な豫園駅と老西門駅の間で列車が追突する事故があったということです。上海の運輸当局は、双方の列車には合わせて500人を超す乗客が乗っており、このうちおよそ40人がけがをし、そのほとんどが軽傷だとしています。また運輸当局は、現地時間の午後2時10分にこの路線で設備の故障が起きたため、速度を落として運行していたところ、その40分後に事故が発生したとしています。現場の駅の付近では、多くの救急車や警察や消防の車両が出て一帯を封鎖し、乗客の救助活動を行っています。現場では大勢の通りがかりの市民が集まるなか、けが人が次々と担架に乗せられ、病院に搬送されています。けが人の数や事故の状況など詳しいことは分かっていませんが、上海の日本総領事館では、事故が起きた列車に日本人が乗っていたかどうか、確認を続けています。

【記事】NHKニュース