10倍(出産育児ヘルパーへの需要急増)

経済発展と一人っ子政策の相乗効果によって、中国人が子供に対する投資を惜しまない現象はしばしば見られます。出産育児ヘルパーへの需要が高まることはそのうちの一つですが、沿岸部の山東省では、4年間で給料が10倍上がった出産育児ヘルパーもいると言われます。

中国では、出産育児ヘルパーのことを月嫂(ユエサオ)と言います。山東省東営市の家政婦紹介センターによりますと、今年7月に入ってから、シニア月嫂の月給は6,000元まで上りました。ちなみに、2010年11月の時点で、同職位の月給は4,200元だったと、半年で2,000元程度上がりました。

ランドリーショップなどの自営業の経験を持つ44歳の看板月嫂にインタビューしたところ、2007年に月嫂研修を受けて、月嫂研修証、育児証などの証明書をもらった後、正式的に月嫂の仕事を始めましたが、最初のごろは毎月600元しか収入がなかったものの、徐々に1,000元、2,000元まで上がり、今は毎月6,000元をもらっているそうです。「4年間で10倍になるなんて、思いもよらなかった」と述べました。来年3月までのスケジュールは全部埋まったといいます。

看板月嫂になるのに、三年間以上の経験者である以外に、ルックスもよく、今までの評価も重要な参考項目になりますので、かなり条件が厳しいと言われます。ほとんどの月嫂の月給は3,000元を超えているが、まだまだ上がる余地があります。

80後の若者が親になり始めている現在、子供教育の価値観が自分の親世代と異なり、一人っ子なので、スタートラインで負けたくない姿勢は、すでにあらゆるところで反映されており、独特な経済形式ももたらすことと思われます。

数読チャイナ  http://www.bluenet.com.cn/jp/sudoku_25.aspx