【記事】中国浙江省で飛行機墜落、UFO説も

中国浙江省麗水市で7日に起きた飛行機の墜落事故がさまざまな憶測を呼んでいる。中国当局が墜落機の正体を公表せず、死傷者についても報じられていないためだ。

 8日付新京報は、現地住民の話として、7日午後6時ごろ、麗水市縉雲県南弄村付近の道路脇に飛行機1機が墜落、爆発したと報じた。住民は「霧で視界が悪い中、飛行機1機が農場の入り口に墜落した直後に爆発した」と証言した。

 事故直後に救助隊が出動し、警察は現場を封鎖しており、現場から7キロ以内に警戒線を張った。しかし、事故機の種類、死傷者の有無などは8日になっても全く報じられていない。

 現場を訪れた中国政府関係者は、民間機ではないと説明したとされる。また、中国空軍も「空軍機が墜落したという情報はない」と否定している。

 このため、インターネット上では、米国の無人偵察機グローバルホーク」や未確認飛行物体(UFO)ではないかといった説が飛び交っている。軍事問題に詳しい北京駐在の外交官は「中国側の抗議で米国の無人偵察機による内陸部の偵察はほとんど行われていない」として、グローバルホークが墜落した可能性は低いとの見方を示した。

 また、中国軍機である可能性が高いとの指摘もある。軍用機が墜落した場合、中国政府はこれまでほとんど情報を公表してこなかった。昨年8月、遼寧省北朝鮮軍のミグ機が墜落した当時も、市民が現場の写真をインターネットに掲載したため、中国当局が後から北朝鮮軍機であることを認めた経緯がある。

【記事】朝鮮日報