【記事】日系企業はなぜ“仕組みづくり”で苦労するのか? その参

ダイアモンド・オンライン5月掲載記事

日系企業はなぜ“仕組みづくり”で苦労するのか?
キーマン育成から始める「現場密着型」のシステム構築
丁柱・深セン市網藍実業有限公司 (Blue Net)董事長に聞く


記者:競争が激しい中国市場で、経営管理を任せられる人材とは、どんな人ですか。

丁柱:現在、パナソニックソニー富士通など、日系大手企業の事業部長などを経験した日本人に任せています。日本の大手企業出身の人は、大きな組織のマネジメントの経験があり、うちの顧客である日系大手企業との商談も安心して任せることができますから。

記者:最近、流通業向けのサービスも始めたと聞きましたが。

丁柱:Sensation Internationalと組んで、日系流通業の中国進出をサポートするサービスを今年から始めました。日系企業が中国進出を検討する際に一番の関心事である、「中国で自社商品が売れるのか?」「中国で自社商品を本格的に販売するためのチャネル、オペレーションをどう構築すればよいのか」といったチャイナリスクを下げるサポートをしています。

 具体的には、「展示会」で中国市場の反応を見て、反応がよければ「EC」を通じてテスト販売を行ない、「これはいける」ということになれば、実店舗などでの販売、物流、法的なサポートまで行なうサービスです。

 まずはニッチな市場、ニッチな商品をターゲットに、中国人消費者のニーズやトレンドをタイムリーに捉えて成果を出すところから始めています。


■中国EC市場は、2010年実績で5000億元(約6兆円)、昨年対比190%と急成長している市場です。2012年には約12兆円まで伸長し、日本のEC市場を上回ると予測されています(出典:SBIリサーチ/powered by iResearch)。

丁柱:今後、そんな状況の中国ECを使って日系企業の中国展開サポートを強化していきたいと考えています。

記者:日系企業が激動の中国市場で勝ち残るために、どんな仕組みづくりをすればよいでしょうか。

丁柱:日系企業の関係者に伝えたいことは、「中国ビジネスは難しくない」ということです。「Easy Everything」という考え方で、顧客へのサービスや仕事のやり方を、簡単にシンプルにすればいいのです。

記者:ではどうすれば、簡単にシンプルにすることができるか。面倒くさい複雑なところは、思い切って専門家に任せて、自社が得意とする本業に集中すればいいのです。私は人並み以上に失敗をしているので、そのことがよくわかります。

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