9月16日・23日(金)ブルーネット人材 第9回 深セン・広州会場人事労務セミナーを開催しました

「トラブル事例から学ぶ 人事労務リスクマネジメント」シリーズ
――人事データ管理不足による法的リスクと対策――

┃1┃「人事データ管理及び法的リスクとその対策」
┃2┃「入退出時におけるセキュリティ対策(事例含む)」


【あいさつ】ブルーネット人材 松宮総経理

セミナー冒頭で、弊社ブルーネット人材 松宮総経理より昨今ニュース及び新聞記事でも話題となっている「外国人社会保険義務化」についての、今後の中国政府の動きを説明いたしました。
中国政府より中国にて就業中の外国人を対象とした、社会保険への加入義務化が来月10月15日より施行するとの発表がありました。





【新社会保険について】 広東君信法律事務所 尤 武軍(ゆうぶぐん)弁護士

10月15日の新法令により中国で就業する外国人は、規定に基づき「養老(年金)、労働災害医療保険、生育、失業保険」の5種類の保険へ加入+「社会保険費」を納める必要があります。


【人事データ管理及び法的リスクとその対策】
納付方法や収入による納付税率に関してはまだまだ制定作業中ですが専門者によると、おそらく中国人従業員と同様になる可能性が高いとの話もあり、新規定の施行により、中国進出企業にとっては、大幅なコスト増が確定したともいえ、今後の動向に企業は注意を払う必要があります。
外国人の社会保険加入規定が実施され場合、企業の外国人人件費を大幅に押し上げて、中国への直接投資に影響する可能性が高くなります。

中国における、人材市場が不安定な状況が続いている中で、「労働契約法」が更に厳しくなり、都市部における、人事労務における法的リスクが非常に高くなっております。
今回は、「人事データ管理及び法的リスクとその対策」について
広東君信法律事務所 尤 武軍弁護士からお話をいただきました。



【入退出時におけるセキュリティ対策(事例含む)】広東金鵬セコム電子安全有限公司 小林総経理
労使トラブル事例の紹介をさせて頂き、法令解釈と一般的なトラブル解決方法を解説させていただきました。



事例中心で「資格と必要性を問う!入退室管理と対策」を紹介させいただき、中国生活をされている皆様へ、仕事と私生活における華南地区における実態についても様々な事例を紹介し後半は質疑応対形式で多くの方から、ご質問をいただきました。



問合先:ブルーネットグループ 市場部お客様センター

TEL: +86-755-8633-8194日本語/中国語対応 
E-Mail   :epm@bluenet.cn


セミナー詳細
第一部 人事データ管理不足による法的リスクと対応策
1.法律上の分析
2.事例
3.対応方法
講師:広東君信法律事務所深セン支店 弁護士/尤 武軍(氏)
 
第二部 「資格」と「必要性」問う!出入り管理の考え方と具体的対策
スピーカー:広東金鵬セコム電子安全有限公司総経理 小林 守彦(氏)
          


<講師紹介>

尤 武軍(ゆうぶぐん) 広東君信法律事務所深セン支店 弁護士

1996年大学卒業後、国営企業にて鉱産物の日本への輸出業務を担当、1997年来深、日系向コンサルティング会社での管理職を経て、日系水産加工メーカーの深圳事務所で中国業務を担当。2003年弁護士資格を取得。2004年広東君信法律事務所に入社、2007年「深圳市優秀法律工作者」に選出、2008年から深圳市職業技術学院指導教師兼任。2010年広東君信法律事務所パートナーに昇格、華南地区の多数の日系企業法律顧問を担当。「ジーモ広東誌」に「今すぐ役立つ中国法律講座」のコラムを開設。主な専門分野は、会社法外資企業設立、合併、清算、会社債権回収、労災紛争処理等。北京語・日本語。

小林 守彦 広東金鵬セコム電子安全有限公司 総経理  

1984年日本セコムへ入社後、大連にて1993年中国初のセキュリティ会社である大連セコム管理部長として赴任その後、1997年に上海セコムへ管理部長として転任をし、2000年日本へ帰国。日本セコム海外事業部にて、中国各地セコムの支援・管理業務に携わりその後、上海セコムの経営企画部長として赴任をし、2009年広東セコムへと商号変更を機に,広東セコム総経理として就任をする。中国駐在歴10年の経験を活かし
実行レベルで効果の有るロジカルな防犯対策を得意とし、大小さまざまな案件を解決に導く。駐在暦10年の中で培われた中国事情に即した防犯ノウハウの一端をお話させていただきました。