44.7%(幸せを感じる中国人の割合)

中国中央電視台(CCTV)が行ったアンケート調査によりますと、8万あまりの有効回答のうち、「幸せ」な人は44.7%であることが分かりました。

急速な経済発展とともに、最近の中国人は「幸福感」に対する関心が高まっているなか、もっとも権威的と思われるCCTV財経チャンネルは8万人を対象に、「2010経済生活大調査」を行いました。その結果、「幸せだ」と「とても幸せだ」と答えた人は44.7%を占め、「不幸せだ」と答えた人は11.1%を占めています。


(2009年 家庭年収入と幸せ度との関係)

「家庭年収入」から見ると、高収入層は高い幸せ度を示していますが、不幸せを感じる割合はほぼ変わらないことが読み取れます。金銭の余裕は人々を幸せに思わせる理由でありますが、不幸を解決できる手段とは限りません。


(2007−2009年 「とても幸せ」と「幸せ」と答えた人が各地域で占める割合)

地域から見ると、上位を占めるのは三年連続すべて経済発展が若干遅れていると思われる北西地域です。意外にも長江デルタや珠江デルタなど経済発達地域の幸せ度がさほどたかくありません。それは生活水準が高くなったにつれて、幸せを感じる経験も増えたからです。もうひとつの理由は、発達地域では収入の格差が激しいため、お互いに比較することで低収入層の幸せ度が下がったのではないかと考えられます。


(2009年 各収入層を悩ませる理由)
(二つ目の「就業」は「医療」の間違いと見られる)

それぞれの悩むポイントから見ると、「医療」と「住宅」は収入層問わず悩んでいることが分かりました。当分の間、社会保障の完備は中国政府にとって最も力を入れなければならない課題であると見られています。

【記事】ブルーネット人材 http://www.bluenet.com.cn/jp/