300 VS 25(世界最大仏教学院は中国河南省に落成)

世界最大の仏教学院は中国河南省に落成し、今年2月25日に第一期生の入学受験を行いました。

『河南商報』によりますと、試験当日、300人の応募者のうち、わずか25人が時間通りに受けに来たといいます。

この仏教学院は河南省南陽市桐柏県龍潭河に位置し、面積が37平方キロメートルあるから世界最大規模の仏教学院となっています。

2005年に創立許可を得て、2009年4月に応募要項を発表したものの、建設工事の完成が遅延したため、2011年に入ってからようやく一期生の入学受験を行うことになったのです。

あまりに間隔があいたから、当時応募した300人のうち、わずか25人は当日試験を受けに来ました。

受験者には、僧侶以外に現役の国家幹部や大学生もいます。

携帯電話の持ち込みはオッケーでして、「僧侶になりたい以上、カンニングなどをしたら、修行にならない」と試験監督の先生は言っていました。

試験科目は仏教知識、国語、外国語と面接があります。

中国では、僧侶の生活がとても質素で毎日修行ばかりのイメージですが、河南仏教学院は仏教理論だけでなく、仏教音楽、彫刻、外国語にカンフーや茶道の授業を設ける予定です。

また、学費全額免除のうえ、補助金奨学金も支給され、さらに、宿泊費用と食事代もただだそうです。

大学新卒者の就職難と相反して、河南仏教学院が一期生の募集を行ったばかりにもかかわらず、早速全国各地のお寺は卒業生の受け入れを表明していると言います。