中国ネット UFO熱巻き起こる

最近、3つのUFOらしき物体が撮影された映像が中国のネットで出回っている。近距離で撮ったUFOは、その構造までがはっきりと見える。この映像の真偽について、映像の専門家なども含めた論争が続いている。

 8月初旬にネットで出回り始めたUFO騒動の1本目の映像は、広州市内のバスから撮られたものだ。専門家が映像を分析し、確かに未確認飛行物体が映っていると断定したが、バス運転手や乗客の証言はなく、信憑性は疑われている。

 1本目の映像に映っていたものと同じ姿で現れた2本目のUFOは、広州チン村の湖上で撮影され、8月末にネットで広まっていった。映像にはUFOの構造までがはっきりと映っており、ネットユーザーは「まるで映画を見ているようだ」と驚きのコメントを寄せている。

 しかし、湖の中にUFOの影はなく、周辺のビルの影も湖に映っていない。UFOを見たという周辺住民の証言もなく、それが「本物」であると証明するのは難しい。更に、しばらくしてもう1つの映像が出回った。昨年8月6日、広州チン村の部屋から撮影されたものだが、これについても信憑性が疑われている。

 これらの映像が嘘か真かは別にして、中国のネット上でUFO熱が巻き起こっていることは間違いない。