【記事】秋の味覚「上海蟹」、水揚げ前に早くも偽物登場―北京市

2011年9月8日、中国の秋の味覚を代表する「上海蟹」の最高級ブランド・陽澄湖産の偽物が、
一足先に市場に出回っていることが分かった。新京報が伝えた。

中国で「大閘蟹(ダージャーシエ)」と呼ばれる上海蟹江蘇省蘇州市の陽澄湖産が最高級と位置付けられている。市場に出回る際は本物であることを証明するために、蘇州市質量監督局が発行した「タグ」が付けられる。今年の水揚げ解禁は17日。

ところが、早くも北京の海鮮市場でこの陽澄湖産「上海蟹」が売られていることが分かった。店の主人らによると、これらは「コネで手に入れた」「自分たちの養殖場で育てた」もの。だが、よく見ると偽物防止用の「タグ」は付いていない。

同監督局によると、今年はまだ「タグ」を配布していないが、すでに偽物の「タグ」まで用意していた店もあった。見た目もそっくりで表面には問い合わせ先の電話番号まで記されている。だが、記者が実際にかけてみると、その番号は使われていないものだったという。


【記事】レコードチャイナ