中国就業外国人の社保加入義務化

中国就業外国人の社保加入義務化

中国政府より中国にて就業中の外国人を対象とした、社会保険への加入義務化が来月10月15日より施行するとの発表がありました。

10月15日の新法令により中国で就業する外国人は、規定に基づき「養老(年金)、労働災害医療保険、生育、失業保険」の5種類の保険へ加入+「社会保険費」を納める必要があります。

納付方法や収入による納付税率に関してはまだまだ制定作業中ですが専門者によると、おそらく中国人従業員と同様になる可能性が高いとの話もあり、新規定の施行により、中国進出企業にとっては、大幅なコスト増が確定したともいえ、今後の動向に企業は注意を払う必要があります。
外国人の社会保険加入規定が実施され場合、企業の外国人人件費を大幅に押し上げて、中国への直接投資に影響する可能性が高くなります。



ただし、ドイツと韓国国籍の人々の場合は、中国と社会保険にて多国間協定を締結しており上記国籍の場合は中国での就業をした場合でも、社会保険の相互免除協定が締結されています。一方中国と日本の間では、社会保険に関する協定は締結されておらず、社会保険の免除を受けることはできないのが現状です。