30.35%(第4回独身ブーム到来)

中国では、「独身経済」を起こしたほど、自ら「独身」を選ぶ女性が増え、30.35%の女性がお金を服や美容に使うより家を買うために貯金していることが調査で分かりました。

広東省婦人連合会のフォーラムで発表された論文によりますと、中国はすでに4回目の単身ブームを迎えています。1回目は20世紀50年代、中国初の『婚姻法』の影響を受けた頃です。2回目は20世紀70年代末、農村部に行かせられた都市青年が都市に戻ろうとしたため、離婚ブームを起こした頃です。3回目は20世紀90年代、改革開放による伝統的な家庭観念が薄まった頃です。4回目の今は、中国経済の高騰と女性独立精神の変化によって、女性の独身志向が強まった傾向にあることが特徴です。そして、経済発達地域に近ければ近いほど独身志向者の割合が大きいといいます。

女性が独身志向を持っている理由は、「結婚生活と仕事の両立が難しい」ことが最も多いそうです。「昼間仕事して、家に帰ったら家事と育児。週末は夫の家族と過ごすかもしれない。そして、運が悪かったら、浮気をされてしまう可能性だってある」と、結婚生活への不安を抱えている女性は少なくありません。また、仕事に専念できるから、もっと自由多彩な人生が送りたいと考える女性もいます。「彼女たちは自主自力の生活をしていて、結婚は待ったり、選んだりするもので、せざるを得ないことでなくなった」と専門家は指摘します。

一方、上海の独身女性は仕事が忙しく、57.37%の女性が毎日残業していることが判明しました。さらに、一人暮らしをして仕事もしている以上、ある程度の経済能力を持っているから市場への貢献にもつながることから、「独身経済」という言い方が現れるようになりました。そして、女性なら衝動買いがあっても、酒を飲んで暴れることも賭博も少ないと思われます。「お金は絶対裏切らないから男より安心だ」から、服や美容に使うより家を買うために貯金している女性は30.35%を占めているそうです。

中国の現状としては伝統思想がまだ存在してるため、出産や昇進など、独身女性が抱えている難題はまだまだたくさんありますが、近い将来、他国や地域の政策を参照にした関連政策もできると考えられるでしょう。


数読チャイナ http://www.bluenet.com.cn/jp/sudoku.aspx