企業経営と情報誌の創刊をめぐって

ブルーネット人材董事
NTTDATA EASTNET 總経理 丁 柱


このたび、ブルーネットグループでは、中国に進出している日系企業様宛に企業業績管理に関するヒントをご提案すると同時に、我々の仕事を改善する場として、情報誌EPM(ENTERPRISE PERFORMANCE MANAGEMENT)を発刊する運びとなりました。

ブルーネット実業の市場部は再編して以来、ホームページのリニューアルオープンをはじめに、深セン市政府と共催の金型学会や日本人金型人材の招へいなど、数多くの動きを見せ、そして、会社設立13年目にして会員誌「EPM」が世を問われるようになった。思えばこの記念すべきな情報誌の創刊に誠に感謝しなければならない。

あらためて述べるまでもなく、企業は「営利を目的として経済活動を行う組織体」である。本来は地道に利益最大化を追求し、株主と従業員に還元するという役割を担うと同時に、社会への貢献も大いに期待されている。

12年前に、僕は初めて深センの地で自分の会社を立ち上げた時、その思いで胸いっぱいになっていた。

中国人は12という数字が好きで、輪廻の意味が溢れている。12年間の光陰は僕を青年から壮年にしてくれたが、ブルーネットという赤ん坊を成長させてくれた。

過去の12年間を振り返えってみて、本当に涙あり笑いありで、教訓と経験もたくさんあった。幾多の変遷を経て、本日のブルーネット人材とNTTDATA EASTNETとの二本柱両立の状態に至るものである。

その間の教訓と経験を皆様とシェアし、議論できるプラットフォームが、ずっとほしいと思った。社会への貢献は形様々だが、「現場の声」をリアルタイムでアナウンスすることもその一種類だと言えよう。

今年に入って、ブルーネットグループのスローガン「Easy Everything」に新たに「人材力+IT力=生産力」を付け加えた。ブルーネット人材の董事長に就任したばかりの僕は、平穏かつ専門性の高い経営メカニズムを整えてくださった大原名誉会長に感謝する一方、莫大なプレッシャーを感じている。

生産力を創造するのに、どのような人材とITツールを提供しなければならないのかについて、夜も眠れないほど考えさせられるようになった。

そこで、業績を作る人材と効率的なITツールは今後の企業経営に不可欠な要素となっていくのではないかと思えた。
この情報誌のタイトルはEPM、Enterprise Performance Management。
英語のパフォーマンスという単語に「業績」と「効率」と二つの意味が同時にあることは実にありがたい。

ゆえに、「情報時代に、業績つくるヒト、効率たるツール」を情報誌のコンセプトにさせていただくことにした。

まさに情報時代に生きている私たち。時代の流れに注目し、新しい情報や技術に耳を傾けるだけでなく、身近なところから問題を掘り起こしたり、改善しようとする意欲を込めて現場からの発想を形にすることが必要である。
中国の四字熟語「抛磚引玉」(レンガを投げて、玉を引き寄せる)のように、まずは自分の未熟の見解を述べ、つたない研究成果を見せることによって、情報誌EPMは企業間の情報交換の場として活用されることを期待している。

こうした意気込みを理解し、まずは共鳴の輪を広げて行きたいと願うところである。

問合先:ブルーネットグループ 市場部お客様センター

TEL: +86-755-8633-8194日本語/中国語対応
E-Mail:epm@bluenet.cn