【記事】新日鉄、武漢鋼鉄とブリキ合弁会社を設立

新日鉄武漢鋼鉄とブリキ合弁会社を設立

新日鉄 武漢鋼鉄(集団)とのブリキ合弁会社を設立



 新日本製鐵株式会社(社長:宗岡正三、以下「新日鉄」)は、本年4月に武漢鋼鉄(集団)公司総経理:郵崎琳、以下「武鋼」)との中国湖北省武漢市におけるブリキ製造・販売の合弁会社設立合意を発表し、以降、両社で会社設立の手続きを進めてまいりましたが、今般、設立手続きが完了し、10月25日、正式に合弁会社「武鋼新日鉄武漢)ブリキ有限公司」を設立いたしました。また、11月3日には現地で両社経営トップが出席し、設立記念式典を開催いたしました。

 本合弁会社の工場は武漢市内に位置する武鋼の製鉄所構内に建設する予定ですが、来年早々にも工事着工し、2013年度の稼働を目指しております。

 新興国を中心とする人口増と生活水準向上に伴い、食品缶・飲料缶等に使用するブリキの需要は、世界的に拡大を続けておりますが、本合弁会社が主にターゲットとする中国中西部でも、今後のブリキ需要の拡大が見込まれております。

 グローバルプレーヤーとして世界展開を進める新日鉄は、武鋼との合弁事業により、武鋼が持つ中国での事業基盤と新日鉄が持つ世界最高水準の技術とを融合させ、現地からこの伸びゆくブリキ需要を捕捉し、ブリキ製品の提供を通じて中国の経済発展にも貢献してまいります。

 武鋼は、中国においてトップレベルの生産規模・製造技術を有し、新日鉄とは日中国交回復の象徴プロジェクトである武鋼熱延工場建設以来、長きに亘り友好協力関係を継続しております。

 本合弁会社の設立により、新日鉄はブリキ事業の世界展開及び成長する中国での事業展開という両面から、新たな現地製造販売拠点を確立することとなります。


【記事】NIKKEI



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